1.啓発活動「ギョブマガジン『ぎょぶる』」

高校の部活動時代に地域の自然調査の成果を活用した図鑑シリーズを5冊刊行(『福岡県の水生昆虫図鑑』『北九州の干潟BOOK』『紫川大図鑑』『大微小種展ガイドブック』『響灘ビオトープ水辺の生きもの』)。
市民のブカツともいうべき新しい魚部では図鑑シリーズは一休みし、従来とちがった手法の刊行物で身近な自然や小さな生きものとの共生をメッセージとして伝えたいと考えた。新たな魚部では、各種分野の専門家・研究者が多く所属していることに着目し、これまでに類書のないスタイルの雑誌創りが最適だと思い、ギョブマガジン『ぎょぶる』を創刊した。
魚部メンバーへの配布、北九州市や関連団体への寄贈と同時に、500円程度の手にしやすい価格で興味を持った方に購入していただくことにした。話題も執筆者も全国に渡るので、福岡県内に限らず、全国の約30カ所で取扱いただき好評だと聞いている。

①創刊号(2015.6)

特集は新たにスタートした「魚部」のこと。
目玉の専門家・研究者によるお任せエッセイ、多様性豊かなメンバーの自己紹介ページ「魚部員図鑑」など。

②2号(2015.10)

2号から特集は全国どこかの水辺の見聞録ということで、今回はうきは市。
内容がさらに充実し、魚部の活動報告やお勧め書籍紹介など盛りだくさん。

2.啓発活動「企画展示」

①ぎょぶる創刊記念企画「ギョブフェア」(福岡市)

ジュンク堂書店福岡店1Fで、7月1カ月間開催。メンバーの専門家・研究者の推薦本のブックフェアと魚部の活動紹介(パネル、各種標本、そして書店では実施不可能そうな水槽展示にも意欲的なジュンク堂さんのご理解もあって実現した)。

②ぎょぶる2号記念企画「イケメンよりゲンゴロウ~福岡のゲンゴロウ展」(福岡市)

福岡市の施設「まもるーむ福岡」とのコラボレーション開催。大学1年生の水生昆虫好きな副代表をチーフとして、子どもたちに楽しく見てもらうゲンゴロウたちの展示を実施。
11月3日~29日まで約1カ月展示し、北九州・福岡・佐賀のメンバーで土日に展示会場で説明を行うなどした。

③子育て支援施設とのコラボレーション展示(北九州市)

北九州市の施設「子育てふれあい交流プラザ」で、8月13~17日に開催。
北九州・福岡・佐賀の魚部メンバーで、展示個体の採集から展示物作り、搬入搬出、そして展示期間も毎日、会場に出かけて子どもや保護者に説明した。

3.啓発活動「講演会・お話会」

①ぎょぶる創刊記念講演会「自然写真家・甲殻類研究者」(福岡市)
7月26日、魚部メンバーの自然写真家・武田晋一氏、いのちのたび博物館の下村通誉学芸員に講演していただいた。ジュンク堂書店と共催、(株)タカミヤ協賛で実施した。

②ぎょぶる2号記念講演会「魚類&水生昆虫研究者」(北九州市)

11月14日、魚部メンバーの研究者、中島淳氏にドジョウ類などの淡水魚研究を通じた水辺との関わり、現状などを話していただいた。(株)タカミヤ協賛で実施した。

③お話会「生きもの探検隊長」(北九州市)

子育て支援施設での展示中、魚部メンバーの中学3年生、大学1年生、若いお父さんがそれぞれ生きものや身近な自然の素晴らしさ、おもしろさをお話しした。

④ぎょぶる2号記念お話会「生きもの好き魚部メンバーのトーク・リレー」(北九州市)

10月31日、クロスFMとの共催で、主婦や高校生、大学生などアマチュアの魚部メンバーによるトーク・リレーをI‘m10Fで実施。アマチュアメンバーが、身近な自然や生きものたちとどう関わり、何を感じているのかを聞くのも効果的な取り組みだと考えた。

⑤大学1年生80名対象の生物多様性・社会貢献活動の講座(北九州市)

11月8日、北九州市立水環境館で実施。市内4大学の大学1年生を対象に、魚部の活動理念や目的、実際の活動などを、同じ大学1年生の副代表らが話し、非常に好評。

4.啓発活動「北九州市への図書寄贈」

10月、ぎょぶる創刊号・2号を北九州市(全図書館、市立小・中・高校)に寄贈した。

5.楽しく交流し学ぶ場~魚部メンバー月例会

毎月1回、魚部メンバー(一般も参加OK)が集まり、活動報告会を実施。

6.野外調査・研究

啓発活動には、自らが身近な自然でわくわくしながら新たな知見を重ねていく野外調査・研究が不可欠である。県内外の川や池、干潟で調査研究を日々実施している。

7.県外での地域貢献活動の試行的実践

地域の人びととの協同により、水生生物調査を通じてそこに「眠る」自然のタカラモノに気づき、次世代にも残していくお手伝いが新しい魚部にもできるのではないかと考えた。
その第1弾として、沖縄県の宮古諸島の一つ、池間島での取り組みがある。地元NPOのお誘いで、島の人びとに顧みられなくなった大きな湿原がある。そこの水生昆虫調査とその成果を地元の子どもたちなどに還元する試みを、10月19~25日に始めた。魚部メンバー2名で池間島に行き、湿原を中心に水生昆虫相を把握する調査をした。それを踏まえて、島の小学生たちと現地で採集し、持ち帰って観察などした。さらに、漁港近くのデイケアと学童保育を兼ねた施設で、ゲンゴロウたちが泳ぐ水槽を子どもたちと設置するという、おもしろい取り組みまで実施できた。

8.企画準備中のプロジェクト

口永良部島で民宿・ガイドを営む魚部メンバーが避難生活を続けている。ようやく念願の帰島準備が始まりつつある。それを応援する意味を込めて、ぎょぶる3号特集を口永良部島とした。編集部以外に島の人びとの協力を得て、3号が口永良部島の魅力を紹介する資料の一つとなるように制作中。完成後は、島の人びとや屋久島町への寄贈も考えている。さらに、北九州市立水環境館で口永良部島の写真と島の子どもたちの詩とを展示する写真展を
2月21日~3月13日に開催予定で関係各所と準備中である。

9.メディア紹介

水辺に親しむ季節を中心に、かなり多くの新聞、テレビ、ラジオ等で紹介、出演させていただき、新しい魚部活動やギョブマガジンを知っていただいている。
【ラジオ】
・KBCラジオ「TOGGY‘S AHEAD」(2015年6月17日)
・TOKYO FM系列「コスモアースコンシャスアクト」(2015年7月17日)
・KBCラジオ「9ヂカラ」(2015年8月6日)
・ジャパンFMネットワーク「TOKYO“道草”LIFE」(2015年8月6日)
・cross fm(2015年9月11日)
【テレビ】
・NHK北九州放送局「ニュースブリッジ北九州」(2015年7月13日)
・KBCテレビ「サワダデース」(2015年7月23日)
・KBCテレビ「Jチャンネル 九州沖縄」(2015年8月10日)
・NHK北九州放送局「ニュース8:45」(2015年8月14日)
・JCOM「市政番組ニュース55」(2015年9月17日)
【その他】
・北九州芸術劇場「情報誌Q 秋号」(2015年9月)
【新聞】 記事6種